風景を彩る装い「世界の中の私の在り方」田村友里江社長(合同会社GRANT)

飲食店から美容サロンまで幅広い事業を展開する田村友里江社長は、服を見る回数が多いのは自分ではなく相手だと語ってくれた。

「例えばハロウィンであれば、服装でイベントを形作ることができます。服で風景の一部を作り出す意識を持って、その場所や相手の雰囲気に合った装いを大切にしています」

実際に学生をはじめとする広い年代の人と会う田村社長は、誰にでも刺さるようなブランドを取り入れる。

「シャネルやルイヴィトン、エルメスだけでなく、フェンディやプラダなどのブランドは、系統にとらわれずに揃えています。世代によって好みが分かれることも多いので、誰に会っても響くコーディネートを意識しています」

洋服の購入時は、付き添いのマネージャーからのアドバイスだけでなく、飾られているマネキンを参考にするそうだ。

「展示品は、流行とファッションセンスが備えられていると考えています。なので、洋服は基本、コーディネートされたアイテムを一式すべて購入しています」

6店舗もの事業を展開する田村社長だが、プライベートと仕事の垣根はあまりないそうだ。

「私は仕事を生きるための“ライスワーク”ではなく、日々を楽しむための“ライフワーク”だと考えています」

田村社長がマルチに活動できるのは……

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(取材:黒田かなこ/執筆:井瀧加奈/編集:水野友紀子)

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田村友里江(たむら・ゆりえ)社長
名古屋に本社を構える合同会社 GRANTの代表。地元の愛知県を拠点に、カフェバーやサロンのほか、 クリニックなど6店舗を構えるオーナー。 さらに、ジェンダー平等を目指して、女性の自立、独立の支援団体、NPO「名古屋 美女大学」も運営している。

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